温室では、大黒なす、ナシトマ、翆玉貴瓜などオリジナル野菜を育苗中です。季節の終わりに採取した種を保存し、続けて収穫できるように、何期かに分けて播種を行います。
発芽の仕組みは、水・酸素・温度の条件が揃うと、種の中にある胚からジベレリンが分泌されます。それによりアミラーゼの合成が開始され、胚乳にあるデンプンを糖に分解します。その糖は胚に吸収されて胚が成長します。糖に変化したことで、種子が水分を吸収し、体積が増加し種皮が破れ、発芽が始まります。1つ1つの小さな種にこのような複雑な流れがあり、更に成長し沢山の大きな実となります。毎年育苗や農作業を行っていると、生命の神秘と可能性を感じます。
4月の下旬頃に定植し、収穫は7月頃です。マルシェなどで販売を予定しています。お会いできることを楽しみにしています。