畑を歩いていると、ハッカ系の爽やかな香りがしてくることがあります。それは踏まれて漂ってきたカキドオシの芳香です。カキドオシは和のハーブとも言われ、葉っぱはフリルのついたハート型で、4~5月に薄紫の小さな花を咲かせます。葉っぱが茎に連続して付いているので、「連銭草」との生薬名を持っています。煎じたカキドオシは民間治療薬として、糖尿病・腎臓病・疳の虫などに用いられていたそうです。今でもハーブティーとして美味しく頂けます。

英語名は「ground-ivy」でイギリスの一部ではビールの香料に使われていたことがあったそうです。きっとスッキリとした味わいだったのではないでしょうか。

竹の子の収穫も始まっています。